学べる内容

独語学コース

ヨーロッパの中心的言語であるドイツ語の歴史的発展や他言語の比較など、言語と文化に関する様々なことを研究します。

ヨーロッパへの窓口としての独語学


上:ノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)
下:ベルリン・ドイツ連邦議会(Deutscher Bundestag)

 独語学はヨーロッパの中心的な言語のひとつであるドイツ語を研究対象とする学問分野です。ドイツ語圏はグリム童話や優れた音楽、絵画などを生み出しているヨーロッパ文化の宝庫です。また「アルバイト」などの外来語やいくつかの車やプロサッカーチームの名前を通じて、ドイツ語は意外に私達に馴染みのある言葉です。独語学コースでは、言葉としてのドイツ語を切り口として、日本語や英語との比較や、ドイツ語圏文化と日本文化の比較など、言語と文化に関する様々なことを学べます。長い歴史を持ち,複合的な社会や文化に基づくヨーロッパの「ものの見方」「思考法」を学び、考える ― このような「複眼的視点」を持つことは、これからの時代にますます必要になるはずです。ドイツ語を通じてヨーロッパに触れ、自分の世界を広げましょう。 教員一同大歓迎です。

教授[日独語彙文化論]伊藤 眞

 

独語学概論はどんな授業?

 春学期と秋学期で別の教員が担当し、初めてドイツ語に触れる皆さんに対してドイツ語と独語学のおもしろさを概説します。例えば、ドイツ語にみられる「ウムラウト」とは何か、ドイツ語は英語や日本語とどこがどう違うのか、ドイツ語の語彙や文章はどのように成り立っているのか、などのトピックについて具体例を示しながら考えていきます。ある見方からすると「ドイツ語は英語よりも日本語にソックリだ!」などのユニークな考え方に触れると同時に、新しい言葉を勉強する醍醐味を実感するはずです。

授業科目の一例

  • ドイツ語文法論・統語論
  • 独語学概論
  • ドイツ語史
  • ドイツ語文法演習
  • ドイツ語作文演習
  • ドイツ語学研究

先輩たちの卒業論文

  • カザフスタンにおけるドイツ移民のドイツ語音声研究
  • モダリティ助動詞の独英対照比較
  • ドイツ語複合動詞の前綴りanとaufについて
  • ドイツ語・英語・日本語の省略に関する一考察
  • 従属接続詞と文を構成する諸要素との共起関係
  • ドイツと日本の広告比較
  • ドイツ語の自他交替に関する一考察
  • アクセントの有無と品詞分類についての一考察
  • ドイツ語と日本語のことわざ、慣用句に用いられる動物の持つ意味・イメージに関する研究
  • ドイツ語と韓国語における受動態比較
  • 思考表現の日独比較

コース担当教員からのメッセージ

教員名研究テーマメッセージ
伊藤 眞 語彙文化論(語彙論、造語論、ことわざ・慣用句論など)それぞれの言語の語彙には、その言語を使っている人達の文化やものの見方などが反映されています。そのようなものの見方を探っていると思いもよらぬ発見があります。
大矢 俊明 独語学、文法論ドイツ語はもちろん,外国語を一生懸命勉強しましょう。自ずと日本語についてもよく考えるようになり、さらに自分の考えを適切に表現することができるようになります。
住大 恭康 テクスト言語学誰かに何かを伝えようとする時、様々な表現が使えることがあります。しかし、特定の状況・文脈では、ある表現がより適切、あるいは、より不適切と感じられます。そのような印象が何によってもたらされるのか、ドイツ語を手がかりに一緒に考えてみませんか。

コースの声

4年生春日 大樹

ドイツやドイツ語について皆さんはどのようなイメージを持たれているでしょうか。ドイツにはヨーロッパでトップの経済力を持った真面目な国としてのイメージ、ドイツ語にはちょっと難しそうな言語としてのイメージを持たれているかもしれません。コースの学生も大学からドイツ語を始める人がほとんどで、皆さんと同じような漠然としたイメージを持った所から始まります。1・2年生のうちはドイツ語の基本的な知識を文法・読解・作文などの点から詳しく学習し、3・4年生になるとドイツ語の専門的な学習に発展します。独語学コースの特徴は、言語としてのドイツ語だけでなく、他の言語との比較やドイツ語圏の文化・社会との関連など、自身の興味・関心に合わせて幅広く研究に取り組むことができることです。また、実践的なドイツ語を身につけたい学生には留学の道も開けています。その方法も1ヶ月程度の短いものから1年間の長期にわたるものまで、自身の希望に合わせて選択可能です。個性的で熱心な先生方とアットホームな雰囲気の中で、まだ見ぬドイツ語やドイツの魅力に触れてみませんか。