英語学コースとは?

英語の仕組みを知り、人間言語を探る

言語研究は多岐にわたっており、特定の言語について深く知るための研究もあれば、様々な言語に共通する性質を探る研究もあります。
みなさんが英語学コースで触れることになる英語学という学問分野は、そのどちらも行います。英語について、歴史、音声・音韻、形態、文の形式や意味、文脈内での使用法、習得過程などを研究することで、英語という言語の背後にある様々な仕組みがわかってきます。それと同時に、英語以外の言語の様々な現象に関しても、同じ分析手法を適用して共通の概念でとらえることができることに気づいていきます。

これは、英語のしくみを知り、人間言語を探っていることにほかなりません。英語で書かれた基礎文献を読み、英語学の基礎知識や研究方法を学びながら英語で卒業論文を書いていく過程で、このようなことを体験していきます。英語学コースが開設する科目を中核としながらも、他コースや他学類の科目も履修してみてください。
英米語圏の文学、文化、歴史、地理、思想などの勉強を通して、英語力を磨き、英語に対する幅広い知識を得ることは、英語学の研究を進めるうえで大きな力になります。また、心理学、数学、生物学、情報科学なども言語学、英語学に関連するところがありますので、ぜひ関心を持ってみてください。

教授[理論言語学]島田 雅晴

授業科目の一例

  • 英語学概論
  • 英語文法論・統語論
  • 英語意味論・語用論
  • 英語音韻論・形態論
  • 英語論文講読
  • 英語学演習
  • 英語学論文演習

授業紹介

英語学概論はどんな授業?

英語学というのは、英語を対象とする言語学のことです。言語学とは、人間の用いることばの仕組みを明らかにする学問のことです。
ことばには、音声があり、音声は意味を伝えます。そして、音声と意味を結びつけるのが文法です。音声にも意味にも文法にも一定の規則性があります。だからこそ、人間はことばで意思疎通ができるのです。英語をもとに、ことばの規則性について考え、英語自体への理解も深めることを目的とする授業です。

先輩たちの卒業論文

  • A Cognitive Analysis if Inanimate Subject Constructions in Japanese and English
  • What Is the Effective Way for Native Japanese Speakers to Learn English Plural Suffix Pronunciation? A Comparison of Grammatical and Communicative Approaches
  • A Diachronic Study of Future be to
  • Japanese Listener’s Cue Weighting in the Perception of /w/ in English /r/-/l/ Continuum
  • Effects of Learning Artificial Language on Second Language Acquisition
  • Tracing Accent Shift: An Analysis of Zoe Sugg’s Pronunciation Changes over Time
  • Effects of Language Modes on Japanese Speakers’ Production of English /θ/ Sounds
  • A Syntactic Approach to English Ditransitive Constructions

所属教員紹介

教員名 職階 メッセージ
島田 雅晴 島田 雅晴 Masaharu Shimada 教授 英語学コース 理論言語学
日常意識することがない、自然に身近に存在する物事に何か一つこだわってください。それが研究です。
和田 尚明 和田 尚明 Naoaki Wada 教授 英語学コース 時制・アスペクト・モダリティ
英語という言語の本質を知りたい人にはぜひ学んでほしいと思います。
金谷 優 金谷 優 Masaru Kanetani 准教授 英語学コース 英語学、構文文法、語用論
ことばは「人の心をのぞく窓」とよく言われます。人間の認知の仕組みとことばの関係を考えていきましょう。
宮腰 幸一 宮腰 幸一 Koichi Miyakoshi 准教授 英語学コース 理論言語学
表面的な言語現象の背後にある法則を科学的に解明する楽しさを学んでほしいと思います。
納谷 亮平 納谷 亮平 Ryohei Naya 助教 英語学コース 形態論・語形成論
語が作られる仕組みを考えてみると、小さな単位の中にも豊かな世界が広がっていることが見えてきます。
矢澤 翔 矢澤 翔 Kakeru Yazawa 助教 英語学コース 音声学・音韻論・第二言語習得
普通教育ではあまり学ぶ機会のない英語の音のしくみについて、ぜひ学んでみませんか。
山村 崇斗 山村 崇斗 Shuto Yamamura 助教 英語学コース 生成統語論、文法変化
今の英語を他言語や昔の英語と比較すると見えてくる類似点や相違点を、生成統語論の枠組みで分析します。

学生の声

4年生萩原 郁将

みなさんは、「英語学」という言葉を聞いてどのようなことを連想したでしょうか?「『英語』という言語について『学ぶ』というのはなんとなくわかるが、具体的にどんなことをするのかわからない」という方が多いのではないでしょうか?

英語学コースでは、中高で学んだ英語でも、英文学でもなく、「英語」という言語そのものについて、学び、研究することを目指します。端的に言うと、英語の文法、意味、音について詳細に考える分野です。説明だけ聞くと小難しいことをやっていると思われるかもしれませんが、学びのヒントは中高で学んできた英語にたくさん隠されています。英語学を学んでいくと、「なんでこういう風に言えそうなのに言えないのか」「イディオムって結局何?」というような、一度は抱いたことのある疑問を解決する手立てを得ることができるのです。

英語について学ぶことに抵抗感のある人もいるかもしれません。たしかに、英語学コースでは、1年生から英語論文に触れ、4年生の卒業論文は英語での執筆になるため、英語そのものへの苦手意識から、英語学コースへの進級を初めから諦める方もいることは事実です。しかし、その苦手意識そのものがすでに学びのチケットです。英語の習得ではなく、その背景を知ることを通して、知的好奇心を満たし、英語をもっと好きになってみませんか?

About the English Linguistics Course

Understanding the mechanisms of English and considering human language

Linguistics is a discipline that approaches the human mind through the lens of language. In the English Linguistics Course, students learn the various mechanisms behind English from the linguistics perspective. This covers a wide range of topics, including sounds, the form and meaning of words and sentences, discourse as a sequence of sentences, interactions with situations, the history of English, comparisons with Japanese and other languages, and so on. Considering these aspects linguistically is what matters, which means that English as a particular language is studied in connection with human language in general.
For this purpose, students take classes in which they learn the basic knowledge and methods of English linguistics while aiming to cultivate their English ability. The culmination of all this is the graduation thesis, where students choose a topic, uncover some issues, consider them in their own way, and then write about them clearly and logically in English. This provides students with a very creative experience. Through all these learning processes, students will foster fundamental abilities useful in any field of society, such as the ability to generalize from particulars, to uncover issues, to think autonomously, to communicate in English, to express themselves clearly, and to be creative.

Professor [Contrastive Studies of Japanese and English from the Perspective of Cognitive Semantics]Yukio Hirose,

Example of Subjects

  • Introduction to English Linguistics
  • English Grammar and Syntax
  • English Semantics and Pragmatics
  • English Phonology and Morphology
  • Readings in English Linguistics
  • Seminar in English Linguistics
  • Thesis-Writing in English Linguistics (Seminar)

Course Introduction

Introduction to English Linguistics

English Linguistics investigates English from the perspective of linguistics. Languages have sounds which convey meanings. It is grammar that associates sounds with meanings. There are certain rules in sounds, meanings, and grammar. These rules are precisely what allows us to communicate in language. In this class, we will consider the regularity of language on the basis of English, while deepening our understanding of English itself.

Past Thesis Titles

  • A Cognitive Analysis if Inanimate Subject Constructions in Japanese and English
  • What Is the Effective Way for Native Japanese Speakers to Learn English Plural Suffix Pronunciation? A Comparison of Grammatical and Communicative Approaches
  • A Diachronic Study of Future be to
  • Japanese Listener’s Cue Weighting in the Perception of /w/ in English /r/-/l/ Continuum
  • Effects of Learning Artificial Language on Second Language Acquisition
  • Tracing Accent Shift: An Analysis of Zoe Sugg’s Pronunciation Changes over Time
  • Effects of Language Modes on Japanese Speakers’ Production of English /θ/ Sounds
  • A Syntactic Approach to English Ditransitive Constructions

Faculty Members

教員名 職階 メッセージ
島田 雅晴 島田 雅晴 Masaharu Shimada 教授 英語学コース 理論言語学
日常意識することがない、自然に身近に存在する物事に何か一つこだわってください。それが研究です。
和田 尚明 和田 尚明 Naoaki Wada 教授 英語学コース 時制・アスペクト・モダリティ
英語という言語の本質を知りたい人にはぜひ学んでほしいと思います。
金谷 優 金谷 優 Masaru Kanetani 准教授 英語学コース 英語学、構文文法、語用論
ことばは「人の心をのぞく窓」とよく言われます。人間の認知の仕組みとことばの関係を考えていきましょう。
宮腰 幸一 宮腰 幸一 Koichi Miyakoshi 准教授 英語学コース 理論言語学
表面的な言語現象の背後にある法則を科学的に解明する楽しさを学んでほしいと思います。
納谷 亮平 納谷 亮平 Ryohei Naya 助教 英語学コース 形態論・語形成論
語が作られる仕組みを考えてみると、小さな単位の中にも豊かな世界が広がっていることが見えてきます。
矢澤 翔 矢澤 翔 Kakeru Yazawa 助教 英語学コース 音声学・音韻論・第二言語習得
普通教育ではあまり学ぶ機会のない英語の音のしくみについて、ぜひ学んでみませんか。
山村 崇斗 山村 崇斗 Shuto Yamamura 助教 英語学コース 生成統語論、文法変化
今の英語を他言語や昔の英語と比較すると見えてくる類似点や相違点を、生成統語論の枠組みで分析します。

Student Voice

4年生萩原 郁将

みなさんは、「英語学」という言葉を聞いてどのようなことを連想したでしょうか?「『英語』という言語について『学ぶ』というのはなんとなくわかるが、具体的にどんなことをするのかわからない」という方が多いのではないでしょうか?

英語学コースでは、中高で学んだ英語でも、英文学でもなく、「英語」という言語そのものについて、学び、研究することを目指します。端的に言うと、英語の文法、意味、音について詳細に考える分野です。説明だけ聞くと小難しいことをやっていると思われるかもしれませんが、学びのヒントは中高で学んできた英語にたくさん隠されています。英語学を学んでいくと、「なんでこういう風に言えそうなのに言えないのか」「イディオムって結局何?」というような、一度は抱いたことのある疑問を解決する手立てを得ることができるのです。

英語について学ぶことに抵抗感のある人もいるかもしれません。たしかに、英語学コースでは、1年生から英語論文に触れ、4年生の卒業論文は英語での執筆になるため、英語そのものへの苦手意識から、英語学コースへの進級を初めから諦める方もいることは事実です。しかし、その苦手意識そのものがすでに学びのチケットです。英語の習得ではなく、その背景を知ることを通して、知的好奇心を満たし、英語をもっと好きになってみませんか?